おぐら庵

誰かのなにかになったら

病気以外に痛かった話

あんみつみかんです

 

前回は副作用について書きました

 

今回は病気以外にきつかった話をしたいなと思います。

 

まず今回は愚痴みたいな話が多くなるかなと思います。

一生懸命やってくださっていた、ということを念頭に理解しているつもりですが

どうしても当時の医療従事者の皆さんに 子どもの気持ちで言いたいことが

あるので一応、ここで吐き出そうと思います。 

当時の、ですからね。そして子どもの時に思ったことですので

多めにみてください(

 

え~まず 入院したことがある人はわかるかと思うのですが

私の入院していた病院は病棟の看護婦さん(当時の言い方で言うと)が

2チームくらいに分かれていて、大部屋担当チームと個室担当チームが

あったように感じます。看護婦さん達の年代はバラバラで

多くは20代そして、50代?60代?くらいに看護婦さんが2人いました。

小児科の子どもたちは病気で体調が悪い、とすると機嫌も悪い。

正直な感情のまま医療従事の皆さんに対応してきます。

辛い仕事だとも思います。よくなってほしい、と思っていてくれると思いますが

子どもたちは 人 を見ていることが多いのです。

 

わかるように言ってしまうと、20代の看護婦さん達は子どもに寄り添う態度、

50代?60代?の看護婦さん達は嫌味たらしい感じでした。

子ども時代の受け取り方ですけどもね、何度もいいますが。

 

一日の始まりに、今日誰が担当するか挨拶に回ってきます。

その二人が当たった時には最悪((

一日のモチベーションも低いったらないです。

体調がどうだとか、トイレの回数が少ないだとか、熱はどうだ、

もっとご飯を食べたらどうだとか、薬を飲んでいても薬は大事だ、

とか言ってくるわけです。

 

どれも言ってくれる優しいことばかもしれませんね。

でも毎日だとどうでしょうか。

 

それに、看護婦さんたちは子どもだちがお風呂に入れない時

身体を拭くのを手伝ってくれるのですが

手がガサガサしていてすごく痛かったのを覚えています。

タオルをほぐして自分で拭く、それでいいのに

拭いてくるんですよね。痛いんです。

 

極め付け これはもう絶対に忘れないし許さない。

前にIVHの話をしました。覚えていますか?

点滴の管は長かった - おぐら庵 ここからどうぞ

これは週2でイソジンをしみこませた脱脂綿で消毒するのですが

それを例の二人のうちの一人がやってくれていた時のことです。

管が長いですから巻き取って点滴の棒にかけたりするんですが

その時たれていたんですよね。ええ。

 

その人が足をひっかけて。

ええ。糸で止めてある点滴の針を

 

ビッ

 

とめてある糸、中心静脈に入っている針

全部がビッ、と足で引っ張られました。

 

まぁ~~~~~~大変なことになりました。

処置室から聞こえる泣き叫ぶ声 駆けつける他の看護婦さん、

医者 迅速な対応が行われ

もう一度IVHの処置が行われました。

 

何度も何度も謝ってもらいました

でも 許せない。元々嫌いだったのもあったけど

点滴の管を足にひっかけるなんてミス 許せないです。

その後その人はもう私の担当にはつきませんでした。

 

あとは病棟医院長だかの総回診。これもきつかった。

週に一回、知らないおじいさんに診察されるのがすごく嫌だった。

特に触診。よくも知らないくせに毎週毎週、

全員を待たせて、病棟の医者を引き連れて

なんなんだろうな、って思ってました。

「よさそうですね」は??なにが???

 

毎日、13時~15時までの安静時間という時間もつらかった。

テレビ禁止、ゲーム禁止、プレイルーム(遊び場所)禁止、

面会禁止、お絵かき禁止、遊ぶの禁止…いやわかりますよ

安静にしてほしいのはわかる でも誰も走り回ったりしてるわけでもない。

注意されるんですよね。うん。お昼寝してほしいんだろうけど。

でも、お昼寝をそのあとも続けてたら

いつまで寝てるのかな~って付き添いの人に言う。

う~ん、ロボットじゃないんだから…。って思ってました。

 

小児科でしたが、中学生、高校生のお兄さん、お姉さんもいました。

今思えば、きつかったろうな。あの子どもが沢山の空間にずっといるって。

その中でも髪を染めていた金髪の中学生お姉さんがいたんですよね。

そのお姉さんがノートパソコンで絵を描いていたんですよね。

私も絵を描くんですがそれがすっごく楽しそうに見えて。

今思えばとっても高価なおねだりでした。父はそれで楽しめるなら、と

用意してくれました。今思えば本当になんて高価なおねだり…。

 

私はそのお姉さんと一緒にパソコンで絵のお話をしたり

ゲームを貸してくれたり、楽しく過ごしていました。

ですが病棟から、あまり高価な物を買い与えないでほしいと言われました。

他の子たちもほしがるから、という理由だそうです。

実際に誰かが誰かの親にねだっているのを目撃はしていません。

そのパソコンはオンラインでもなく絵をデジタルで書くだけのもので

実際買ったのは個室だったので誰も目撃していません。

(中学生のお姉さんは院内学級でも使っていたので皆はみている)

 

父が対応してくれました。

 

「病棟で従事している皆さんは ここを出ることが出来る。

一歩出てしまえば 好きなことが出来る。

好きな物を買える。好きなものを食べられる。

病気と闘う子どもたちはできません。

病棟の中で可能な限り出来る事さえ 制限するのですか?」

 

そのような内容(確認しているわけではないので口頭で聞いた記憶ですが)

をメールすることで

そのあと何も言われることはありませんでした。

 

書き起こしていればわがままだったところもあるかもしれません。

医療従事者の方から見たら うわ~やだな~と思うところもあると思います。

患者からするとこういうのが嫌だったという感じだけで受け止めてもらえたら…((

 

次回はこれが嬉しかった、というのを書きます。

すみませんねぇ…愚痴を…(